DETAIL
セリーヌ・エ・ローラン・トリポスは、仏ブルゴーニュ南部のマコン地方にあるドメーヌです。セリーヌとローランがこのマコン地方のロシェにぶどうを一から植え始めたのは1987年のこと。それから3年後の1990年、最初の収穫の年。周りの多くの人々が協同組合に収穫したぶどうを売ってしまう中、ワイン造りの経験が浅かったにも関わらず、彼らは自分たちで醸造することを選択します。
気をつけたのは多様性を大事にするということ。15箇所に分かれた14ヘクタールの畑は、それぞれの畑に適したぶどう品種が植えられており、2001年からビオディナミ農法で栽培されています。
セリーヌ・エ・ローラン・トリポスについての記事を読んで思うのは、研究とも言えるワイン造りの姿勢です。畑の状態、果実の状態、またSO2の使用についても、様々な例を試して自然な状態の中での最良を求めています。
やや緑がかった明るいイエロー。澄んで輝きがあります。細やかな泡とともに立ち上がる熟したグレープフルーツや洋梨のコンポートの香り。口に含むと、瑞々しい酸味と石灰などのミネラルが広がります。
豊かな果実味を感じるクレマン・ド・ブルゴーニュです。乾杯はもちろん、お食事を通してお楽しみください。フルートグラスよりは少し大きめのシャンパングラスがおすすめです。