DETAIL
レ・ヴィニョーは、クリストフと妻エレーヌが引き継いだ家族経営のワイナリー。農家だった曽祖父の頃から、すでにワイン造りは始まっていたのだそうです。父ジルベールが1979年に協同組合のワイナリーを離れ、瓶詰めを開始。1994年から加わったクリストフによって、2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行することとなります。
レ・ヴィニョーのあるアルデッシュのヴァルヴィニェール村は、谷の真ん中に位置するそう。「わざわざ訪れるべき場所」と彼らが話すように美しい自然に囲まれた場所で、ナチュラルワインの造り手が多く集まっているそうです。彼らは、ワインを造ることは、ただぶどうを栽培しワインを醸造することではなく、自分たちの周りの自然を守ることにつながると考えています。
このワインの品種はシラー。ややかすんだ明るいチェリーレッド。すみれの花の香りに、摘みたてのラズベリーやアセロラ、チェリーの香り。オレガノやバジルなどのハーブの香りも。口に含むと、いきいきとした酸味が長く続き、ほのかなタンニンとほろ苦さを感じます。アルコール度数は10%と低めで、さらりとした飲み心地。チャーミングで透明感のある果実味を楽しめるワインです。