DETAIL
キンタ・ヴァルジア・ダ・ペドラはポルトガルの首都リスボンから車で1時間ほど北に走らせたボンバラルという地方に在ります。ボンバラルはリスボンの中のDOCの一つであるオビドスにほど近く、優れたワインが造られる地域として知られています。エミディオ家による家族経営のこのワイナリーは、4世代にわたってワイン造りを続けてきました。2015年にアルベルトとトーマスの2人の兄弟が加わると、より高品質なワイン造りを目指し有機栽培を実践。手摘みによる収穫や野生酵母を使った発酵などを行っています。
ワイン名にある「ナットクール」、お聞き覚えのある方もいらっしゃると思うのですが、元々ニーポートのワインプロジェクトとしてスタートしたものでした。人的介入をできるだけ行わず、オーセンティックでナチュラルな造りの1リットルボトルワイン。その考えに賛同し造られたこのワインは、この地方ならではのぶどうを使い、昔ながらの伝統的な手法を取り入れています。
緑かがった艶のある淡いイエロー。エキゾチックな白い花の香りに、フレッシュなハーブの香り。グレープフルーツやトロピカルフルーツ、バニラの香りが甘く香ります。口に含むと広がるいきいきとした酸味と綺麗なミネラル。たっぷり1リットルですが、飲み口は柔らかくアルコール度数も9.5%と軽めで、グラスが進みそうです。彼らのサイトには、「ここで私たちはぶどう畑の声を聞きます。そして、彼らのペースでダンスを踊らせるのです」とあります。ミネラリーで、ナチュラルな果実味に満ちたワインです。ぜひお試しください。