DETAIL
ドメーヌ・スクラヴォスはギリシャ本土の西にあるイオニア海に浮かぶ島、ケファロニア島にあるワイナリー。スクラヴォス家のワイン造りの歴史は長く13代前に遡るそうですが、最初はウクライナでワイナリーを持っていました。曽祖父の代に戦争で家を失ったため、親類が住んでいたケファロニア島に移り住み、ワインを造り始めたのだといいます。
このワインの名前にある「ロボラ」はぶどうの品種。ケファロニア島の土着品種で真っ白な岩の間に植っているのだそう。そのためロボラで造られたワインを「岩のワイン」、「ヴィーノ・ディ・サッソ」と呼んでいたのだとか。
やや緑がかった艶のある明るいイエロー。完熟した柑橘やパイナップルの甘い香り。ハーブや青草の爽やかな香りも。口に含むと瑞々しい酸と塩味などの綺麗なミネラルが広がり、柑橘の皮の苦味が味を引き締めます。
飲み口は柔らかいのですが、樹齢の高いぶどうから造られたということもあり、しっかりした造りです。ケファロニア島の土着品質ならではの個性を持ちながら、バランスが良く親しみやすい味わいのワイン、ぜひお試しください。