DETAIL
仏ロワールの造り手バーバラ・ルブレのチアーズ、2023をしばらく休ませてリリースしました。
バーバラの父は、オ・ネ・スル・サーブルやサ・セボン!で知られるローラン・ルブレ。現在親子でドメーヌを運営しているようですが、チアーズはバーバラ名義のキュベ。ローランとはまた違ったアプローチで造られる彼女のワインはとてもユニーク。今回も楽しいワインが届きました。
「乾杯」という名前のこのワインで使われているぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン40%とムニュ・ピノ20%、ガメイ・タンチュリエ40%。半分以上白ぶどうを使った淡い赤ワインです。ソーヴィニヨン・ブランは房のまま12日間醸し、ムニュ・ピノはぶどうの茎を取り除いて醸造。ガメイ・タンチュリエと呼ばれる果肉まで赤いぶどうは、直接圧縮法で造られています。チアーズは、白ワイン、オレンジワイン、ロゼワインの要素を持つ赤ワインと言えるかもしれません。
オレンジがかった明るい淡赤。若い苺や木苺、アセロラなどの甘酸っぱい赤い果実の香り。青草やハーブの爽やかな香りも。しっかりとした酸味がゆっくりと長く広がり、後から控えめなタンニンとほろ苦さを感じます。
味わい深く、いろんなお料理に寄り添うワインです。冷やしめでスタートして、温度が上がってきても面白いと思います。お食事と一緒に、チャーミングな果実味をお楽しみください。