DETAIL
ファン・フォルクセンは独モーゼル地方のワイナリー。1990年頃には世界的に評価されていましたが、20世紀末に経営破綻してしまいます。その後、現オーナーのローマン・ニエヴォドニツァンスキーが購入してからは、醸造施設を新築し品質管理を徹底しており、モーゼルのリースリング全体の名声復活に大きく貢献したそうです。
ワイン名にある「シーファー」は英語で言う「スレート」、つまり「粘板岩」のこと。粘板岩土壌の畑で契約農家が育てたリースリングを、収穫チームが手摘みで収穫。徹底した選果を行い、野生酵母で発酵しています。
やや緑がかった艶のあるレモンイエロー。白い花の華やかな香りに、瑞々しい柑橘の香り。口に含むとやや発泡しています。いきいきとした酸と、石灰や塩味などのミネラル。豊かな果実味を感じます。
「VV(ファウファウ)」はファン・フォルクセンの頭文字から。フォルクセンのエントリーボトルにあたるキュヴェですが、フォルクセンらしいミネラルと綺麗な酸を楽しむことができます。親しみやすく、バランスの良い味わいのリースリングです。