DETAIL
エルヴェ・ヴィルマードは、仏ロワール地方の造り手。1939年にエルヴェの祖父がぶどう栽培を始めたのが始まりでした。ワインを瓶詰めして販売を始めた父のドメーヌを引き継いで、ナチュラルなワイン造りに転換し、ドメーヌ名を「エルヴェ・ヴィルマード」としたのが2015年。マルセル・ラピエールとティエリー・ピュズラの造ったワインを飲んだことが転機になったと言います。
「カテゴライズ(AOC)には興味がない。自分の造りたいワインを造るだけだ。関心があるのは、クリーンなぶどうからワインを造る、それ以外は何もない」と話すエルヴェのワインは、国内外で多くの人に楽しまれています。
ワインの名前にあるモンクロシェとは、畑の区画の名前。酸とミネラルを美しく表現できる区画で、瓶詰め前の熟成時間も長く取っており、落ち着きのあるワインが造られると言います。艶のある輝く淡いレモンイエロー。甘く香る白い花、完熟した柑橘の香りに黄桃、青草やハーブの香り。口に含むと瑞々しい酸が広がり、石灰などの豊かなミネラルを感じます。ふんわりと花の蜜や白胡椒のニュアンスも。しっかりとドライでバランスがよく、柔らかな果実味を楽しめるワインです。